今回からスタートさせて頂きます、櫻井さん特別ページ!!
記念すべき第一回!櫻井英明の『独舌インタビュー』_____________________________________________________________________________
泉:櫻井さん、宜しくお願いします!
櫻井:宜しくお願いします。
河野の疑問
◎5月末までの日経平均の見通しはいかがですか?
櫻井:『SELL IN MAY AND GO AWAY』ということわざをご存知でしょうか?
泉:???
櫻井:(笑)5月に売って逃げろという意味。4月18日ぐらいまでに税還付があるから外国人投資家は投信や株を買うんだ。
それを超えると決算も発表が終わって材料も出ないから、5月に株を売ってあとは下がるのを待つ。という格言があるんだ。だから昨年はやっぱり4月5日と30日が高値になって、11月2日まで下げ続けたんだよ。
ところが、今年はその下げの部分が3月14、15日に来ちゃってるんだよ。
しかもいつもは過去半年間溜まったやられ玉が残ってるのに、3月15日の8200円で全部投げさせられちゃってるんだよ。だから、変な玉が残ってないんだよ。
泉:強制決済ですね。
櫻井:そう、強制決済。先物も全部投げてるんだから売るべき玉を個人はあんまり持っていない。
確かに信用の評価損率-15%にはなっているけど例年ほどひどくないんだよ。
それで企業決算発表の中で、先行き見えない不安ていうのもあるんだけど、でも「安川」なんて今期見通しゼロでも買われている。
『前期どうせ悪いんだろ?』と皆思っているから決算発表出してきてもそんなに反応はしないと思う。
泉:そうですよね。それに便乗して悪いのを全部出してきますね。
櫻井:そう。
だから3月14、15日で悪いの全部出してるんだから、今持っている株というのは直近やりたい株だけなんだよ。15、16日で買えなかったって言っても2~3割上がってきてるもんね。
だから5月の暴落は、今年は多分ないんじゃないの。
泉:5月の下げは無い可能性が高いんですね。
櫻井:可能性が高いね。
もう一回いっちゃうと、約9500円が3月14日の安値なんだよ。
3月14日というのは、11日の地震があって第一原発が爆発した後の月曜日の安値が、9500円なんだよ。
15日の前場は9200円ぐらいで済んでいたんだけど、後場に放射能の問題なんかも出てきてまたボンと下がった。
外国人投資家達が逃げ始めたんだよ。それで逃げ始めた時に投げたのが8200円なんだよ。
泉:外資が逃げてついた値なんですね。
櫻井:そう、1000円安なんだよ。
放射能がこれから落ち着いてきて、原発もこれ以上悪くならないとすれば、地震自体を折り込んでも下は9500円だと思うんだよ。
ただし、夏の停電があるからそれを加味しても下は9200円だと思う。
9200円というのが重要なポイントで、去年の9月15日に日銀が為替会議した時の直近直前安値が9199円なんだよ。
それ以降今回の3月18日の協調会議まで日銀は一回も介入してない。
82円で介入してるのに。という事は、日銀と政府が危ない水準として思っているのは、為替の82円ではなく株の9200円。というストーリーを俺はずっと描いているわけ。
そうすると、よしんばあったとして9200円。
普通でいけば、9500円が直近一か月の下の水準じゃないかと思う。
泉:なるほど。
櫻井:25日移動平均線が日経平均上がってきてるじゃん。75日移動平均線ももう上向くか?
泉:まだですね。株価がもう少し上がってくれば・・
櫻井:25日が今9500~600円辺りで今の水準辺りだろ?だからこっから25日が上がりゃいいんだよな。
泉:そうですよね、上がるしかないですね。
櫻井:このまま上がってくれば・・ただこのまま連休だから5月の2日と7日ってのはそんなに動きがないと思ってる。
それで連休明けて決済発表あって今もんでて上がってるから、このままもんで25日あがって75日も来るんじゃないか。
だから下は9500。上はどうあがいても10800円は抜けないでしょ。
泉:ん~まぁそうでしょうね。10800円はいきますかねぇー?
櫻井:いかないよ。だから10000円代の前半は見ていいだろう。
泉:一万前後!
櫻井:一万前後はあるよ。あと300円だからね。
泉:10500・・までいかない。
櫻井:10500までいかない。だから10000円台の前半。
泉:僕は500までかなぁ~と思ってましたけど。
櫻井:逆にいけば9500割って9200前後だったら買い。下がないとすれば。
泉:下げ止まってくるって事ですよね。
櫻井:投資家は下どうなんだ?ってのが一番知りたいんだよ。
それと海外情勢はもうこれ以上悪くなんないよ。ポルトガルだってギリシャだってさぁ。
あれだけ言ってて悪くなんないんだから。
河野の疑問 その2
◎4月25日は大納会以来の一兆円割れと言われましたが、何故だと思いますか?
櫻井:様子見てるからでしょ、投資家が。あと連休控えて動けない。
少なくとも動けないって事はないけど、出来高が薄くなって一兆円割れの後ってまたこれ出来高増えるんだよね。
泉:それは?
櫻井:経験則でそうじゃない。出来高減った後って必ずまた増えるじゃない。
泉:必ず増えてますかね?
櫻井:減り続けてないでしょ?
泉:それは確かにそうですよね。
櫻井:薄商いとかって言ってるじゃない。薄商いになったらまた出来高増えていってボラが高まるよね。
今ボラも低いじゃん。これってどっちかに動く兆しなんだよね。 株って上げなきゃ下げらんないし、下げなきゃ上げらんないし、出来高も減らなきゃ増えないんだよ。その反動待ちの小幅の値動き。
どっちかに動く兆し、なんだけど今の状況で行くと下200円の上5,600円だからこれから上の可能性が高いんじゃないですか。
※ボラ ボラティリティの略。変動性。ここでは価格変動の意味。
河野の疑問 その3
◎3月11日の地震の影響は大きかったですか?
まず一つ!東日本のセミナーはほぼ壊滅状態になりました!
一同:(笑)
櫻井:もう一つ。証券マスコミが何も言わなくなった。自粛をし始めたよね。
泉:そうですか!
櫻井:言ってないじゃん、ほとんど。
泉:そうですね!
櫻井:株式新聞なんて勢いで駅売り辞めちゃったしね。
泉:えっ!?
櫻井:辞めちゃったよ、地震で。
泉:何でですか?
櫻井:地震で電車なんかも止まって、新聞も配れなくてやっぱり駅売りは難しいだろうとなって駅売り辞めたんだって。
泉:それがきっかけになったんすね。
櫻井:まぁいろんな事がありますわ。
河野の疑問 その4
◎地震前と地震後では、相場にどのような影響がありましたか?
櫻井:言うと怒られるかもしれないけど、投資家の射幸心が高まったよね。
泉:射幸心が高まった?
櫻井:うん。そっちもそうだと思うけど、ていの良いゼネコンとか買わなかった?『若築』とかよ。
泉:僕は買わなかったですけどね。
櫻井:震災直後なんて皆70円~80円のゼネコン株を我先に買いに来てるわけよ。
泉:あぁーそれはそうですね!
櫻井:それまでは全然そういう射幸心ってなかったじゃん!
射幸心ていうかギャンブルマインドね。
泉:ギャンブルマインド。うん。バリュー株ってやつですよね。
櫻井:バリューっていうか要するに低価格株の大化け期待感てのが出てきてるわけだよ!
そういうボラティリティの高さに期待する部分があったわけ。
で、一方的な下げじゃなかったじゃん。下がったのなんて二日だけだからね!
泉:いわゆる逆張りですよね。
櫻井:逆張りに走って日計りに走った!
泉:短期で取ってやろうと。
櫻井:投入れといえば東電だろ。東電なんて理屈で考えたら買えない銘柄なのに、
泉:まーみんな売買してすよね。
櫻井:皆買ってんだよ。考えられないよ。
泉:東電ばっかりいきますからね(笑)
櫻井:だから俺は今は『東電』は扱う株じゃないって言ってるわけ。だけど現実問題『東電』皆扱ってるじゃん。
泉:で、今は値が動いてないのに扱うんですよね。また。
櫻井:で、質問して「なんで『東電』買うんですか?」と聞いてもまともな答え返ってこないよね。
値動きが良いからとしか返ってこないわけよ。
泉:ボラだけですからね。
櫻井:だからそういう値動きに対する投資マインドが相当増えた。
泉:確かに。
※ゼネコン 元来英語のgeneralcontractの略称。日本語では総合建設業に該当。
※逆張り 下げ局面を買う、上げ局面を売る、トレンドとは逆の売買をする事。
※日計り その日に売買した株をその日にうちに返済して決済すること。
河野の疑問 その5
◎地震前はいわゆる上昇相場と言われていましたが、前兆はあったのでしょうか?
櫻井:難しい質問するねぇ(笑)
一同:(笑)
櫻井:昨年の8月にバーナンキが金融緩和やるって言ったのがこれが前兆なんだよ。
泉:昨年8月?
櫻井:要するにQE2をやるって言ったわけ。で、実際にやるって言ったのは11月3日なわけ。
一同:うなずき。
櫻井:で、11月3日以降日本株はバーッて上がってきた。
当然NYも上がってきてるけど、NYは8月から上がってる。
だからバーナンキが金融緩和をする方向でいると名言したわけ。
メルマガでも俺言ったけど、『バーナンキが谷底でこう言ったから』って。
それから3ヵ月ぐらいしてようやく日本株は上がってきた。
NYは言ったその時から上がってんだ。
だから考えておきたいのは、その前兆って意味でいくとね?
日本株でも世界株でも何をポイントに動いてるかっていうと
ヨーロッパでもなけりゃ日本の地震でも無いわけ。「アメリカの金融機関がどうゆう動きするんですか?」
それか「アメリカの金融機関に対して規制が厳しくなるんですか?優しくなるんですか?」
「アメリカがジャブジャブにカネを刷るんですか?刷らないんですか?」
これが基準で動いてるから、だからバーナンキがこう言ったって事の方が重要で、
ポルトガルがヤバいとかイギリスがヤバいとかそういうのは刺身のつまみたいなもんで、
どの国も潰れてないでしょ。
ポイントはアメリカの金融の流れがどっち向くの?ていうのを見ておかなきゃいけないんだよ。
※QE2 QEとはアメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)行う量的金融緩和策の事。
2009年3月~2010年3月がQE1。2010年11月~2011年11月QE2という。
河野の疑問 その6
◎あまり打撃を受けてない業種はありますか?
櫻井:建機。建設とかクレーン機のね。ハッキリ言って足りない。
泉:『コマツ』とか?
櫻井:『タダノ鉄鋼』とかよ。あと『コマツ・日立建機』値段が上がってきている。
泉:そうですね。
櫻井:あとはマーケットが作った幻想だからさ。
例えばLED電球とかさ、乾電池とか太陽光発電とかさ。その辺は良いよね。
あとゼネコンとかね!なんてったって20年振りに『若築建設』が注文貰ったっていうんだから。
泉:へぇ~『若築建設』ですか!
櫻井:沿岸工事とかの注文を20年ぶりぐらいに貰って、株価50円~100円以上になってんだから。
泉:それすごいですね。
櫻井:あと面白いのが『ツムラ』。地震で揺れるじゃん?なんか揺れ病になってる人が多いんだよ。
泉:あぁ~そうです。揺れてないのに揺れてる感じがするんですよね。
櫻井:あるお医者さんがツムラの39番ていう漢方薬を患者さんに処方したんだって。
そしたら患者さんが来て、「先生。あれ効きました!」て言ったらしいんんだ。
そのお医者さんも揺れ病の人で、「俺も飲んでみよう」って。
河野:メルマガで言ってましたよね!
櫻井:そう。ツムラの39番。あれいいよ。
あと『カナモト』っていう建機リースの会社なんだけど、9678。
パワーショベルとか重機をレンタルしてる会社なんだよ。震災以降、受注激増!
泉:おぉ・・・
櫻井:だってガレキ撤去するの結構かかるだろ?
泉:『カナモト』・・・。サービス業ですね。
櫻井:だってレンタルだもん。
泉:(チャートを見ながら)確かに上がってるなぁ・・。ただこれが面白いのが2月中旬から上がってるんですね。
櫻井:日成ビルドとも一緒なんだよ。『カナモト』は決算前期良かったからね。これね、中間決算はまだ良くないんだよ。理由はやっぱりね、貸してるリースのとかが流れちゃってるんだよ。
泉:回収出来てないんですね。
櫻井:ところが、この流れちゃってるのは国が全部補てんするんだよ。
一同:あぁ~
櫻井:あと保険補てんされるんだよ。だから一旦特損出すんだけど、下期になると戻ってくる。
会社が言ってるんだから間違いないよな。
だから中間期で特損出した所で少し売られる。でそこが買いなんだよ。
泉:特損買いですね。
櫻井:期をまたぐだけだろ?前期特損出すけど下期でさ、
泉:特損出しとかなきゃいけないですもんね。
櫻井:そう。この期で出さなきゃいけないから。
泉:で、次戻ってくるから特損で下がったらそこが買い、と。
(チャート見ながら)たぶんこれもそれを折り込んで下がってきてるのかな。
櫻井:折り込んでる。下がってきてるよ。それ先週ラジオでも言ってるからね。
河野の疑問 その7
◎自然災害による株価の暴落と、ライブドアやリーマンショックなどの株価の暴落では、その後の動き方に違いはありますか?
櫻井:まぁ事件・事故に売りなし。っていうのがあるんだよね。
だからまぁ・・戻るは戻るんだけど強いて違うといえばライブドアショックやリーマンショックに乗じて他の会社を餌食につぶしに行った奴はたくさんいた。
しかし今回は自然災害と言ってもあまりに規模が大きすぎて世界的な規模だったので、外資が助けに回った。ここがちょっと違う。普段だったらもうちょっと餌食の様に叩くと思うんだ。
泉:友好的になっちゃった。
櫻井:友好的になっちゃって『ゴールドマン』なんて逃げない。
なんて言っちゃってさ、『ゴールドマン』だけは残ったの。
いつもだったら真先に売り叩きに入る『ゴールドマン』が「日本から去るやつは給料減らす」って言ってとどめて、今買いに回っちゃったし『バロンズ』は「今年の日本は買い」と題した特集記事を組んだ。
だからそういう倫理面が違う。株価面じゃなくて。道徳面が違う!
泉:なるほど。
河野:良い話ですね!
※バロンズ アメリカの株雑誌
河野の疑問 その8
◎持合い相場はまだしばらく続くのでしょうか?
櫻井:やっぱり年中は続くと思いますよ。ただわかんないのが日銀の見通しが今年+0,8っていうだろ?
泉:はい。
櫻井:マイナスでおかしくないのに+0,8で出してくるって事は下期相当想定してるし、多分使う金が政府の金だけで20兆円使うじゃん。
で、復興費用の20兆円てのは真水だからさ、土地取得費用関係ないからさ。
土地取得も入るんだったらもっとべらぼうになるんだから。
復興だけだよ?土地取得いらなくて20兆円なんだから、それで皆潤ってくるんだから日本の企業にも回るでしょ。
泉:そうですね。
櫻井:それで回って、だぶついて景気悪くはならないと思うんだよ。
リーマンショックの時にアメリカが使ったのが70~100兆円じゃない?
それだぶついてるわけじゃん。
日本はとりあえず20~30兆円出すんだけどこれ同じレベルで出して50兆円出した日にはやっぱ世界経済救うんじゃないの。
だから下がんないんだよ。
泉:そういった安心感があるんですね。
河野の疑問 その9
◎4月25日の薄商いは大納会以来と言われていましたが、これよりも薄くなることも考えられますか?
櫻井:理論的には考えられますね。ただ一兆円とかさ、16億株ぐらい?って薄商いか?ていう疑問があるにはあるんだよなぁ。十分じゃないの?っていうさ。別に一兆円出来たから出来ないからってさ。ただこれ以下になるのはあんまないんじゃやないの。これも半年ぶりぐらいでしょ。
泉:この基準はどうなんですかね?この薄い厚いっていうのは・・
櫻井:ないんだよ。
泉:じゃあ最近と比較して?
櫻井:直近数年だよ。
泉:直近数年と比較して、薄かったら薄いねっていう・・そんな感覚ですか?
櫻井:うん、そうだよ。だって俺が会社入ったの・・30年前か。1980年頃なんて1億株ですげぇって言ってたんだよ。
一同:へぇ~
櫻井:バブルの頃なんてさ、1989年か。ピークが40億株ぐらいだろ?
20億出来たら証券会社が大変だったんだよ。
20億株だよ、たった。今で15~16億株ぐらい出来てんだよ?
今システム出来てるからなんなくやってるけど、昔の20億の時は手書きだから。
まぁ、だからどこが基準かなんてわかんないんだよ。
泉:じゃぁなんとなく薄いと。
櫻井:なんとなく薄い。
泉:まぁ相場は風評ですからね。
櫻井:最近言ってるのが、株価って何もしなきゃ下がるんだよ。皆勝手に上がると思ってるけど。
泉:そうですよ!重力がありますから。(泉代表がよく言っている名言=ストックG)
櫻井:株価って売りたい人は必ずいるんだよ。
換金したいから。だけど、絶対買いたい人って滅多出てこないわけ。
だから絶対買いたい人が出てくるように買いたくなるような情報とかキーワード出してくるわけでしょ?
泉:うんうんうん。
櫻井:出さないで放っときゃ下がるんだよ。
それを重力があるから下がるって言ってもいいんだけど。
そこの所を投資家さんは考えた方が良いと思うよ。
だからもう一つ加えれば、企業は何で上場してるんだ?
株を発行して資本金調達したいから上場してる。
資本金調達するためには、より高い株の方が有利だ。だから良い材料を出す!
泉:僕ずーっと相場やってるんで書いてるんですけど、ずっと上がり続ける銘柄はないんですよ!
櫻井:俺もそう思う。
泉:でも、ずーっと下がって下がり続ける銘柄はあるんですよ。
櫻井:ずーっと下がって下がりっぱなしと、ずーっと下がって消えゆく銘柄はたくさんあるんだよ。
でも過去上がり続けた銘柄は一銘柄もないんだよ。
泉:そうなんですよ。だから僕は空売りが有効だってずっと言ってるんですよ。
櫻井:それはそうだよ。
もう一つの問題は、頂点は見極められないんだよ。
だから担がれる事もあるんだけど、でも時間よ資本力があれば売るやつが勝つに決まってるんだよ。
泉:そうですよね。だから売りが主導で相場は動いてる。だから買いは難しいですよね。
櫻井:難しいよ!?
泉:だけど皆買いから入るんすよね。
櫻井:で、需給面でいうと新興市場の方がはっきり言って楽なんだよ。だって不動株が少ねぇもん。
泉:ほー新興市場は得意じゃないので、その辺の所って教えて欲しいんですよ。
櫻井:浮動株が少ないじゃん。
あとは機関投資家なんてほとんど持ってないんだから。
そうすると上ってれば個人投資家売れないわなぁ。
泉:そうですね。
櫻井:でしょ?だから売り圧力が少ないんだよ。で、変な浮動株がないから変な売りも出てこない。
出てくるとすりゃ読めるわけ。ベンチャーファンドが持ってるとかさ。
需給が見えるんだからさ。
だから機関投資家はわかるんだよ。いつ売るか。その違いはあるよ。
泉:株をオーナーが持ってるから?
櫻井:てのがまず一つ。浮動株が少ない。でしょ?
泉:オーナーが50%以上持ってるから。
櫻井:事が多い!それから材料が出やすい。
泉:それは何でですか?
櫻井:会社がちっちゃいから。社長が決めたら稟議なんて上げなくてもいいから。
泉:トップダウンで動いてるから?
櫻井:トップダウンで動いてるから。材料・行動がしやすいでしょ?
あと会社側は120%高株価を望んでるわけ。
なんかあれば上がって欲しいって思ってるわけ。
だから材料出してってなれば出てくるわけ。
逆に日立の社長になんか材料出してって言ったってすぐ出せないじゃん。
稟議とかあげなきゃいけないから。小さい会社はオーナーの決断ですぐ出せるじゃん。
泉:トップダウンでやってるから!すぐ材料が出せるわけだ!
櫻井:早い!
泉:そして、みんなそれを望んでいる!なるほど!
櫻井:だから知らない新興市場やるわけよ。皆。
泉:だから会社訪問に行くべきだ!会社訪問企画やりましょう!
櫻井:そうだね!会社訪問して、良いなって思ったら社長の目ん玉見れば変な会社かなんてわかるじゃん。
だから自分で見て会社訪問行って、何やってる会社かこれからどこが有望なのか、創設社長だったら何でこの会社を作ったのか?って事にまず興味持たなきゃ。
河野の疑問 その10
◎今後はどんな業種が上昇して来ると予想しますか?
櫻井:そりゃエネルギーだよ。食料だよ。でもね、ほとんどの投資家が上がって欲しいと思ってるのは銀行。
泉:ほぉ~
櫻井:『みずほ』だよ。皆持ってる。
泉:皆好きですねー。
櫻井:すきだよ!本当に!何で持ってんの!?て。
泉:よく聞きますね。
櫻井:だろ?だから本当に買って欲しいと思ってんのは『みずほ』。
そりゃ上がるってのは別の話だけど、投資家の願望は『みずほ』なんだろうね。
2回3回公募やってんじゃん。
昨年130円でやってんじゃん。でも皆その時売らなかったんだよね。
泉:銀行だからですかね。絶対つぶれないだろうと。国が手を入れるだろうと。
櫻井:甘えとる。
泉:甘えですよねー。儲かる儲からないとかの世界じゃ無くなってるんですよね、なんか。
櫻井:こんな所でよろしいですかな?
一同:ありがとうございました!
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第一回の『独舌インタビュー』とっても中身盛りだくさんの内容となりました!皆さんいかがでしょうか?
5月も第二回がありますので、楽しみにしていてくださいね★
河野自身もとっても勉強になるインタビューでした!
それではこれからも『独舌インタビュー』と広報レポートも!宜しくお願いします★
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