ほとんど知られていないアジアなどへの大航海を経て欧州に戻り、その果実を分配したという歴史。帆船時代に未知の海洋を巡り、無事でいられたのはきっと羅針盤の効果が大きかったのではないでしょうか。 現代の株式投資も未知の未来を予測し、その方向を推理し結果を出すという意味では、大航海時代にも匹敵する大事業に他なりません。 もっとも闇雲に船出したところで、荒天などで難破する可能性は大きいもの。 投資の先輩であるアメリカのバフェット氏も「知らないものには投資しない」といっています。 かといって、世界の森羅万象の大半は「知らないもの」の筈。 そういう意味では投資にも大航海時代のような「羅針盤」が必要になってきます。 しかし羅針盤はいつでも方向を指し示してくれるものですが、複雑怪奇な株式市場では、なかなかそんな宝のような羅針盤を探し当てることは難しいものです、 古代中国では南の方向を指し示す「指南車」がありました。 操作する人がはじめに設定した方向を必ず向いてくれて処方の雑音などに惑わされないようにしてくれる存在でした。 何年かおつきあいとしてきましたが、「1・2・3投資スクール」は投資における指南車としての価値があるのではなかろうかと最近考えています。 株式市場はとにかく瞬間的に変化する上に、得てして方向感を失いがちな場所。 そんな修羅場であくまでも方向感覚を惑わせずにいたいというのは、投資家さんや市場関係者の多くの切実な願い。 投資社会における「指南車」としての役割を今後の「1・2・3投資スクール」の講師陣に期待しています。