今日は、強気相場について、皆さんにある格言を伝えたいと思います。
強気相場は、どんどん上昇していく相場ですが、悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福の中で消えていきます。
これは60年前から使われている、ニューヨークのウォール街で言われている格言です。
強気相場の始まりから終わりまでを表現しています。
今回は、全体の相場の中で多くの人たちがどういう風に行動していくのか、という事を説明したいと思います。

・相場は上下する局面がある
上昇して下降する局面を、相場は繰り返しています。
絶対この銘柄は上がると言われても、いつかは下がる局面が必ず出てきます。
その事は、頭に入れておかなければいけません。

・相場が建設される考え方
まずは、立ち上がりの部分で、悲観中で生まれという時になります。
この時、景気はどん底で、企業の業績もどん底です。
その中で、上昇相場が生まれてきます。
基本的に、景気・業績が悪いとなると、金利が下がりだします。
金融緩和がされる状態で、もっと経済を良くしようとしているのです。
金融相場と言う状態が、ここで生まれて、株価が少しずつ上がり始めてきます。
こうなると、企業はお金を借りやすくなって、新規事業や投資がしやすくなるわけです。

企業の業績が良くなり、景気が￥も上向きになってくると、株価も上がってくる時を業績相場と言います。
業績が良い事を見て、株を買ってくる人たちが増えてくる状況で、株価も上がります。
この時は、株を買って儲ける状況が面白くなります。
一方で、物の値段も上がってきますので、インフレの状態になります。
そうなると、今度は金利を高くしてインフレを抑えようとする状況になります。

再投資ができなくなると、少しずつ業績が悪くなります。
株価が徐々に下がり始める相場を、逆金融相場と言います。
業績は良いが、金利の上昇により、体力がなくなってきますので、投資家は売りを始めます。
上昇相場が下げに転じてくる所です。

今度は、業績がどんどん悪くなり、逆業績相場になります。
これらは、大体循環します。

1つの山が作られる時の政治的な金利や、政策に支配されている相場の展開について、今説明してみました。
アベノミクスとか色々言われていますが、今は金融緩和でゼロ金利だとか言われていますよね。
金融緩和をどんどんしようとしてきます。
今、結構株価は上がってきていますよね。
この状況は、私が思うとまさに、金融相場が進行中になっています。
業績は少しずつ良くなってきました、しかし、まだ最初の頃かもしれません。
各企業で業績が良くなれば、業績相場がそのうちやってきます。
この局面であれば、これからしばらくの間上昇が期待できると、いう事を考えていけますよね。
これだけで株が上がるとは言えませんが、1つの相場や側面に対して、どこにいるのかを考えていくのも面白いのではないでしょうか?
これが分かってくると、後はチャートを観るだけになります。