「銀行の利息に勝てるか勝てないかの勝負をしてどうするんだ!」と思ったんです
●株歴はどのくらいですか?
実は長いんですけど、5年ぐらいですかね。
初めて証券口座を開いてからは、もう5年か7年ぐらい経っていると思います。
●株を始めようと思ったきっかけは何でしたか?
きっかけは、父親です。
父親がマネックス証券の口座を持っていて、「お前もやれよ。」と言われて、
言われるがままに、手数料の高いマネックスを開きました(笑)
その当時は、どこも手数料は高かったと思うんですけどね^^
●お父様が勧めてくるなんて、珍しいですね!
そうですよね(笑)
父は社会保険労務士なんですけど、個人ではなく企業に専属で付いている社労士でしたので、 会社の年金基金の運用のために、インターネットとかよりもずっと前の段階で、 証券会社から営業さんも来ていて、運用をしていたそうなんです。
そのうち、「加藤さん、個人でもやりませんか?」と言われて、 ネットの時代よりも以前から、父はお小遣い程度で株をやっていたそうなんです。
父は新聞もよく読むし、私なんかよりもずっと詳しかったですね。
そんな父が、ネットで株をやらないか、と私に言ってきたんです。
●では、最初はお父さんに聞きながら始めたという感じでしたか?
はい、本当に父便りでしたね! 銘柄も自分で探すというよりも、父が「良いんじゃないか。」という銘柄を、 父が「良いんじゃないか。」というタイミングで買っていました。 もちろん昔ながらの証券マンさんとやり取りをしていた人なので、 短期ではなく、本当に長期・長期のやり方でしたので、 それは損しないだろう、というやり方ですよね。
始めた5~7年ぐらいは、買ってからは毎日見ることもなく、 全く注意を払っていないので、 いつから株を持っていたかも解らないような感じでした。 父が「そろそろだよ」と言う頃に、 「あ、そういえば私株持っていた!」というぐらい(笑) 父に便乗して、株を売っていた感じでした。
●そこから、何でまた株を勉強されようと思ったのですか?
その後、ネット証券の手数料の安値合戦が激しくなっていた時期があって、 通勤中の電車広告でも、「ネットトレーダー」の広告を良く見ていたんです。 「こんな時代なのだから、パソコンを使わないともったいない!」 と思って、自分で一冊の本を買ったんです。 システムトレードの本だったんですけど、薄くて簡単な本でした。 その中ではプログラミングを紹介していました。
OLだったので、エクセルは得意で、プログラムは作れたのですが、 なにせルールも何もないので、何で売り買いをして良いのか、法則がないんです。 なので、作っただけで終わりました(笑)
でも、一つだけこの本で学んだ事がありました。
それは、「ロスカットは大切」という事です。その本に書かれていたんです。
それを知った後、父親の長~い保持を見ていて嫌になったんです。 「いけない、これはロスカットがない!」と思いました。
大場先生がまさに授業で言っていますが、 「個人投資家は資金が少ないんだから、資金をいかに転がして利益を取るか。」と。 「そうだ、私お金ないんだから、銀行の利息に勝てるか勝てないかの勝負をしてどうするんだ!」 と思ったんです!